
論文を読むための統計学入門。
標準治療法を確立するような一流論文を調べ、それに使われている統計方法を概説するという革命的な内容です。逆転の発想ですばらしい!!の一言。
論文を読んではみたが、大学の統計学で習ってない統計方法ばかりで意味がわからず困っている普通の研修医などに最適の内容です。
一流論文を研究デザイン別に分類しそれぞれの統計手順を説明をしています。また一流論文だからといって持ち上げることもなくだめな部分のだめだしもきちんとしています。
174ページでポケットサイズ。図も多く文も平易です。
まとめ:論文を読んでいるが統計がわからずに困っている人に最適。研究デザイン別の統計パターンを知ることができるのが非常に有益。論文を読むための統計学入門書。

EBM落ちこぼれのコソ勉に
臨床統計を数学に偏らず、なるべくイメージしやすいように絵や図を使って説明されているところが他の本にはないこの本のいいところではないかと思います。
どの論文(有名どころ)にも使われているような統計手法は、もはや知っていて当たり前という状況のなか(もはや質問できない・・・)、一人でコソ勉するにはもってこいではないでしょうか?
実際の論文を使って丁寧に解説してあるところも、知識の応用を意識しており、知識の羅列が多い他の本にはないすばらしいところです。
難しい内容を含んだ章もありますが、3日で読める内容にまとまっていると思います。

たくさんの臨床医に読んで欲しい本です
優れた臨床的センスとEBM(根拠に基づく医療)の見識を感じさせる著者による、斬新で魅力的な臨床統計の入門書であり実践書です。統計を断片的にしか学んでいない多くの臨床医の疑問と「知りたいこと」を理解して、それに対して一歩ずつ、図や語呂合わせを多用しながら進められる解説は、著者の人柄が感じられるように親身なものです。扱っている統計手法は決して入門レベルにとどまっておらず、大いに意欲的で挑戦的な内容となっています。近い将来、新しい「ランドマーク論文」の紹介も兼ねて、著者の第2作を期待しています。

学生からEBMを勉強する方にも!
実習が始まり、抄読会であったりとか、先生に論文を渡されたりとか自分なりに検索してみたりとか、論文を読むことが多くなってきましたが、それにつれて、わけの分からないグラフや統計的手法も多く見るようになり、この論文????となっていたときに出会ったのがこの本でした。いろいろなEBMの本を読んでみましたが、実際に論文を読む際のグラフの読み方であったり、統計的なことであったり、論文の内容に関する本がなく、この本を手にしてからはいままで眠たかった各科の抄読会も、今では積極的に参加できるようになりました。
私は第3章から読みました。3章には感度や特異度、とっつきにくかった検査後確率、RR、RRR、NNTなどが分かりやすく解説されてあり、学生である私にとってもすんなりと納得できる内容でした。

臨床医必携
統計学の本は何冊も買いましたが、この本が一番です。全ての臨床医の方にお勧めできます。第1章で実際の論文の統計解析法をパターン化し分析、第2章で実際の統計解析手法を説明しています。この第2章は数式もふんだんに出てきて少し取っつきにくいところです。しかし第3章で実際の臨床で統計の知識をどのように運用していったら良いのかいわばEBMのエッセンスと言った解説がなされています。素晴らしい本です。